事業及び財務情報

 

》平成27年度事業報告 (平成29年4月1日より平成30年3月31日まで)


■現況
 平成27年度に於ける連盟は、公益社団法人としての活動6年目となった。
 不景気また消費税等の値上がりで景気に陰りのあるなかで活動して来た弊連盟は順調に事業を遂行でき、良好な状況下で平成27年度の事業が終わった。
 弊連盟の運営結果は、「ギター音楽の可能性を求めた研究と演奏会を展開し、ギター音楽の普及を図る」公1事業収益1,594千円、同事業経費1,310千円。「ギタリスト育成において行うコンクール及び講習会の推進」公2事業収益6,712千円、同事業経費7,774千円となりともに事業が赤字となった。

1.事業の概況

1.「ギター音楽の可能性を求めた研究と演奏会を展開し、ギター音楽の普及を図る」事業

(1)ギターガラコンサート
 スプリングコンサートの開催を予定していたが、秋になったため名称を変更「ギター名曲コンサートin東京2015」と銘打ち10月16日五反田文化センター音楽ホールで実施。200名弱の聴衆を集め、おおむね成功となった。この事業は、文化庁主催の平成27年度芸術祭に参加した。
ソロ
荘村清志:歌と舞曲第1番/R.ピポー
建孝三:椿姫の主題による幻想曲/J.アルカス
坂野直人:アッシャーワルツ/N.コシュキン
宇賀神昭:アルハンブラの思いで/F.タレガ
2重奏
大島直、林祥太郎:オプリビヨン/A.ピアソラ、不良少年/武満徹
マリアデュオ:アヴェ・マリア/C.グノー、 禁じられた遊び
富川勝智・角圭司:フールオンザヒル・ペニーレイン/L=マッカトニー
柴崎建司・山内敦:三角帽子より「粉屋の踊り」/M・デ・ファリャ、スペイン舞曲2番「オリエンタル」/E.グラナドス
フリー・バーズ:サーカス/ドメニコー二
柴田健・福山敦子:リュキア/F.サイ
3重奏
安部数子・尾野桂子・一星有希:タンゴ、カタルーニャ奇想曲/I.アルベニス
4重奏
宇賀神昭・堀井義則・酒井良祥・藤澤和志:
序奏とファンダンゴ/ボッケリー二

(2)若いギタリストによるコンサート 
 連盟における次代を担う若いギタリストの活躍できる場を設け、我が国のギター音楽界の活性化になると同時に、将来ギタリストとして活躍を希望している次の若者にとって一つの目標となるコンサートとして今年も実施された。今年は、「ヴァレンタインギターコンサート」と銘打ち2月12日、銀座ヤマハホールにて実施。(入場者数134名)
ソロ
林祥太郎…ブエノスアイレスの冬(A.ピアソラ)
多治川純一…Choro de saudade(A.バリオス)
デュオ
富川勝智・坪川真理子…マジョルカ(I.アルベニス)、
スペイン舞曲第1番(M.デ・ファリャ)
池田慎一・多治川純…スペイン舞曲第6番(E.グラナドス)、ティコティコ(Z.アブレウ)
トリオ
酒井良祥・池田慎一・坪川真理子…Baiao De Lacan(ギンガ)、Bamboleo(A.フィホ)
藤澤和志・坂場圭介・角圭司… カシオペア(J.M.レーモン)、タンゴンド(M.D.プホール)
カルテット
酒井良祥・富川勝智・藤澤和志・林祥太郎…ゴヤの美女(E.グラナドス)
全体合奏
…エル・チョクロ(A.ビジョルド)、ラ・クンパルシータ(M.ロドリゲス) 
アンコール:人生は美しい(N.ソルコ)
司会:坂場圭介、尾野桂子

(3)レクチャーギタ—コンサート
 年5回の開催で実施しました表題コンサートは、各回、盛会に終わることができました。連盟会員の活動を増やし、多くの公衆にギター音楽を直接触れ合い、より多くのギターファンの獲得が目的でヤマハ株式会社と共催で実施した。
YAMAHA共催 2015年度開催の「レクチャーコンサート」
会場:銀座ヤマハサロン(6F) キャパ:90人 入場料:2,000円
開催日(金曜日) 内容  出演
5月8日 ルネサンス及びバロック
吉住和倫、藤澤和志、富川勝智
7月10日 古典期
坪川真理子、宮下祥子、池田慎司
9月11日 ロマン期
大島直、尾野桂子、安部数子、藤澤和志
11月13日 近代
山内淳、富川勝智、酒井良祥、一星有希
1月15日 現代及び総合
濱田圭、角圭司、木村英樹、堀井義則

2.「ギタリスト育成において行うコンクール及び講習会の推進」事業

【1】新進芸術家ギタリストの響演
 新進芸術家ギタリストの響演は、4つのコンサートが組まれた。(1)音楽大学ギター科在籍者&若きギタリストによるコンサート、(2)第57回東京国際ギターコンクール、(3)前年度東京国際ギターコンクール優勝者トマ・チャバによるコンサートツアー。新進芸術家ギタリストの響演は、若い世代に音楽を表現して貰い、将来、良い演奏家となるきっかけを与える演奏の場を設け、才能ある音楽家の育成を目的としている事業。我が国の音楽界に独奏楽器ギターの位置づけをしっかりと持って、参加者の研鑽の場とし、連盟が支援できる範囲で実施する事業。この3公演をまとめて「新進芸術家ギタリストの響演」と銘打って実施した。

(1)音楽大学ギター科在籍者及び若きギタリストによるコンサート
11月18日(木) 7:00pm開演 東京銀座/ヤマハホール
プログラム
頼本小次郎/東京音楽大学
さくらの主題と変奏/横尾 幸弘 ブエノスアイレスの春、夏/A.ピアソラ
情熱のマズルカ/A.バリオス リブラ・ソナチネよりフォーコ/R.ディアンス
◆ プログラムのこと
今回のプログラムは南米やリズミカルな曲をコンセプトに選曲しました。ですが飽きる事なく聴いて頂きたいと思いますので、それぞれ違う国の作曲家の曲を選びました。さくら、ブエノスアイレスの春、夏と少々季節外れな選曲になってしまいましたが、リフレッシュして頂ければ幸いです、よろしくお願い致します。
飯野 なみ(神奈川県)
ソナタロマンティカよりI,II/M.ポンセ ソルの主題による変奏曲/M.リョベート
◆ プログラムのこと
ソナタロマンティカ1,2楽章は、主題となる美しい旋律と多様な音の重なりが魅力的な作品です。そして、ソルの主題による変奏曲は、様々な奏法を駆使し、難しいながらも華やかな作品です。同時代に書かれた2作品から、クラシックギターの音楽的、技巧的な魅力を感じていただきたく、選曲致しました。
橋本 淳史(千葉県)
Suburbio/Carlos Moscardini A Los Tilingos/Carlos Moscardini El Arpa Y La Sombra/Leo Brouwer
◆ プログラムのこと
今回私は、南米のギタリスト・コンポーザーに焦点を当て、且つ、日本ではあまり弾かれない曲を選曲しました。Carlos Moscardiniは、アルゼンチン出身、Leo Brouwerは、キューバ出身のギタリスト兼作曲家です。Moscardiniは、日本ではあまり知られていませんが、とてもよい作品が多数あります。Moscardiniの2曲は、どちらもミロンガのリズムが使われており、A Los Tilingosは、とても明るく南米らしい、Suburbioは、暗く現代的な作風となっています。BrouwerのEl Arpa Y La Sombraは、邦題「ハープと影」と言うタイトルで福田進一氏のために書かれました。武満徹氏のオマージュで、フィゲタ奏法や日本的な響きが印象的な作品です。
松本  努(神奈川県)
カディス/I.アルベニス 亡き女王の為のパヴァーヌ/ M.ラヴェル パルティータNo1/S.ドッジソン
◆ プログラムのこと
今回のプログラムは、ギターを始めた頃弾きたかったラヴェル、師匠の田口先生からパリで聞いたターニア・シャヨットの演奏が良かったと勧められたドッジソン、僕が田口先生の演奏で印象に残っているアルベニスのカディスと自分のギター歴の要になっている選曲です。

(2)第58回東京国際ギターコンクール
・第1次予選 8月17日(月) テープ審査
・第2次予選 12月5日(土)11:00から 白寿ホール
・本   選12月6日(日)13:00から 白寿ホール
・募集参加者 33名 申込は、7月31日で閉め切られた。
3段階を経て入賞者を決める従来通りにて実施されたコンクール。第1次予選は課題曲社交界の小品op.36-1/F.ソルを各参加者が演奏を録音し、それを申し込みと同時に提出。非公開(審査委員7名、連盟正会員ギタリスト)にて実施、参加者33名(内、昨年入賞者で第1次予選免除3名)でその演奏内容により優劣を諮り第2次予選参加者(18名)を選択した。第2次予選は課題曲ソナタロマンティカI & II/M.M.ポンセ(第1楽章の繰り返しはしない)、自由曲8分以内のプログラム。ただし、第1次予選、本選と重複しない曲を各国より参加者が日本へ参集し、演奏会形式によって行った。第2次予選の審査員は7名、本連盟正会員ギタリストが行った。最終審査会は、参加者を6名選択し、課題曲前奏曲、アリア、トッカータ/原嘉寿子(ギタルラ社版)、自由曲をそれぞれ三つの時代を満たしたプログラム。自由曲の正味演奏時間は20分以上30分以内。ただし、第1次予選、第2次予選と重複しない曲とし、(1)ルネッサンス、バロック期の作品、(2)1750年頃より1920年頃の作品、(3)1920年頃以降の作品演奏により行った。結果は、第1位から第6位までを決めた。最終本選審査員は、梅津時比古(桐朋学園学長・評論)、三舩優子(ピアノ)、諸氏と、小原聖子、柴田健、荘村清志、福田進一(以上4名・連盟正会員のギタリスト)を加えて行った。
【結果】
第1位 Xavier JARA(USA)
ファンタジー P5, P71/J.ダウランド フゲッタ Op.113/M.ジュリアーニ ソナタK53/D.スカルラッティ ソナタ第3番/D.ボグダノヴィッチ
‘93年生まれ。パリ国立高等音楽院在学。A.セゴビアコンクール、ボストンギターフェスティバル第1位の他、入賞多数。第57回東京国際ギターコンクール第2位。
第2位  Damien LANCELLE(France)
プレリュード、フーガ、アレグロ BWV998/J.S.バッハ ヤナーチェク讃歌/M.デルプリオラ ベッリーニの歌劇「カプレーティとモンテッキ」によるアリアと変奏/G.レゴンディ
‘85年生まれ。J. ペロイに師事後、ウィーン音楽院にて学ぶ。ウィーン・ギターフォーラムコンクール、GFAコンクール他多数の国際コンクールにて入賞。ルネッサンス・バロックから現代曲に至るまで8弦ギターで演奏する。
第3位  小暮 浩史(東京都) Hiroshi KOGURE
プレリュード、フーガ、アレグロ BWV998/J.S.バッハ スケルツォ・ワルツ/M.リョベート 2つのリディア調の歌/N.ダンジェロ
'88年生まれ。高田元太郎に師事。スペインギター音楽コンクール、クラシカルギターコンクール、日本ギターコンクール等で優勝。第57回東京国際ギターコンクール第3位。’14年より渡仏。現在、ストラスブール音楽院にてA.ムズラキス、S.プリエトに師事。古楽解釈を今村泰典に師事。
第4位 山田 唯雄(東京都)Io YAMADA
大ソナタ「英雄」/M.ジュリアーニ プレリューディウム/J.ダウランド ノクターナル/B.ブリテン
‘95年生まれ。2才の頃より父、山田直樹にギターの手ほどきを受け、これまでに藤井敬吾、荘村清志、江間常夫、高田元太郎に師事。第16回名古屋ギターコンクール、第38回日本ギターコンクール、第21回山陰ギターコンクール第1位。東京音楽大学在学。
第5位  Davide Giovanni TOMASI(Italy)
プレリュード、フーガ、アレグロ BWV998/J.S.バッハ シューベルトの歌曲より「わが宿」/J.K.メルツ 3つのスペイン風小品/J.ロドリーゴ
'91年生まれ。イタリア・シエナ・キジアーナ音楽院O.ギリアに学ぶ。E.プジョール国際コンクール第1位の他、多数入賞。
第6位  Cameron O’Connor(USA)
平均律クラヴィーア曲集第2巻より前奏曲第24番/J.S.バッハ ファンタジア・ソナタ/J.マネン ローエングリン第2幕より二重唱/R.ワーグナー プロローグとトッカータ/M.ノブレ
'87年生まれ。アメリカ・アパラチアン国際ギターコンクール第1位。これまでにS.アサド、D.タネンバウム、O.ギリア、E.フィスク等に師事。

(3)第58回東京国際ギターコンクール開催記念コンサート
 全年度実施の第57回東京国際ギターコンクール優勝者トマ・チャバギターリサイタル/12月5日(土) 18:30から、白寿ホールにて、第58回東京国際ギターコンクール第2次予選と本選の間の夜間に開催した。さらに、このコンサートは、日本各地にギター演奏の技術、音楽性およびコンサートギタリストにふさわしい若者として派遣し、正会員はもとより広く我が国のギタリストに指導指針の確立と、また、これから巣立とうとしている若いギタリストたちに刺激となり、手本となった。内容は、ソロコンサート。連盟正会員(3会場)及びヤマハ株式会社(1会場)の協力を得て各地、上記を除き約4カ所で実施。各地での評判もよく盛会に終わった。入場者稼働は、400名におよんだ。なお、今回本人の都合により来日が遅れ回数が少なかった。
◆国内ツアー
兵庫県■11月28日(土) 4:00pm開演 於:ヤマハミュージックリテイリング神戸店内サロン 入場料/前売¥2,000 当日¥2,500 主催/ヤマハミュージックリテイリング神戸店 問/078-391-7652(担当・浦谷)
愛知県■11月29日(日) 名古屋ギターコンクール 於:電気文化会館 ザ・コンサートホール ゲスト出演
第2次予選/10:30開始、本選/16:30開始 入場料/¥2,500 問/0561-36-6843(水野)
神奈川県■12月2日(水)7:00pm開演 於:横浜市神奈川区民文化センターかなっくホール 入場無料・要入場整理券(往復はがきで申込) 主催/宇賀神ギター教室(〒247-0056鎌倉市大船2-20-31) TEL.0467-45-7703
長崎県■12月3日(木)6:45pm開演 於:長崎歴史文化博物館ホール 前売3,000円 当日3,500円
主催/連盟九州地方本部 問/095-825-8165(益田ギターアカデミー) 
東京都■12月6日(土) 6:30pm開演 於:Hakuju Hall 前売3,000円 当日3,500円(HAKUJU HALLで取扱中) 主催/連盟 問/03-3438-1819
特別共催/Hakuju Hall・(株)白寿生科学研究所
略歴/トマは、パリでJ-Baptiste.Savaryにギターの手ほどきを受けた。同時にNantes専門学校でM.Grizardの指導を受けた。2007年スペインコリア国際ギターコンクールで優勝。2012年、パリ国立専門学校を優秀な成績で修了、その間、各国でのコンクールに入賞。また、R.Aussel、M.Dyllaのマスタークラスを受講。現在、J.Perroyに師事。2012年、N.Maw作曲の“Music of Memory”の演奏とともに彼自身が“Bluebird”をプロデュース。2014年アメリカギター財団主催コンクールで第2位入賞、同時に、名古屋ギターコンクールと東京国際ギターコンクールで優勝。他に多くのコンクールで入賞及び優勝をしている。 2015年、"Another troy for her"を初録音。プログラム
◆全国ツアープログラム
アセントゥアード(強調)/A.ピアソラ、トリストン/A.ピアソラ、親友/A.ピアソラ、フォリオス/武満徹、フランシスコ・ゴヤとブライト、画家/M.C=テデスコ、類は友を呼ぶ/M.C=テデスコ、ノクターナル/B.ブリテン、
 
 2日間で延べ600人超の入場者があった。(内訳 第2次予選 213名 記念コンサート 115名 本選 295名

【2】第9回ギター大好きみんな集まれギターコンペティション
・地方大会 16年1月中に実施
・全国大会 16年3月21日 ヤマハホールにて実施
・参加募集 246名(全国大会58名)
 これは、ギター愛好家が参加できる催し物として、我が国内ギターファンの活性化に必要と見て開催。主旨として、国内のギター音楽ファンの増加、全国のギターファンの底辺層の育成と、的確な指導体系を目標としている。さらにそれに付随してギター界の興隆をも促す事業。これらの主旨を満足させられる事業となった。
 地方大会を設け、全国の支部もしくは各担当役員によって全国12カ所(下記)にて開催し、各地方単位の部門にて金賞受賞者を一同に会し、全国大会を行った。

■地区大会(1月の期間中)
・全国を北から北海道地方本部主催、東北、北関東、千葉、東京甲州、神奈川県、北陸、信州、中部、関西、中国四国、九州地区に分け、それぞれの地にて地区大会を開催。賞として、金、銀、銅各賞及び特別賞を置いた。
・各地の金賞受賞者が全国大会へと進むことができる。
■全国大会
・時/会場 2016年3月21日、於: ヤマハホール(銀座)
■参加対象者(下記8部門)
・A-1 9才以下の部 ・A-2 10才〜12才の部
・B-13才〜16才迄の部 ・C-17才〜22才迄の部
・D-23才〜35才迄の部 ・E-35才〜50才迄の部
・F-51才〜65才迄の部 ・G-66才以上の部
■参加内容
・クラシックギターによるギターソロ演奏者を対象。
■参加課題曲
・地区大会 6分以内の曲、選曲は自由。
・全国大会 8分以内の自由曲プログラム。地区大会と同じ曲でも構わない。
■参加料/10,000円
■申込受付開始日/2015年8月1日より
以上実施要項より

【3】オールジャパンギターコンクール
第2次予選、本選(4月19日Tokyo Fmホール)
この事業は、東京国際ギターコンクールのレベルが上がりあまりにも邦人の挑戦が少なくなったことを憂いて実施する運びとなった。底辺、裾野を広く、参加し易い状態を保ち、そのなかで若者を育てて行こうということが趣旨。
前事業の第8回ギター大好きみんな集まれギターコンペティションと同時進行で前年度に第1回の第1次予選実施。今回、12名の第2次予選を行い、3名が本選へと進んだ。
第1位 坂本 和奏
第2位 宇田奈津美
第3位 松澤 結子
第2回目の募集を8月からスタートし、応募者14名を得た。第1次予選課題曲は、プレリュードNo.1/M .ポンセ自由曲:6分以内の自由プログラム。第2次予選、本選と重複しない曲。第2次予選課題曲は、メヌエット(トリオ付)op.39より/N.コスト(リピートはしない)自由曲:8分以内の自由プログラム。ただし、第1次予選、本選と重複しない曲。本選課題曲は、自由曲のみ:正味演奏時間は20以内。ただし、第1次予選、第2次予選と重複しない曲。全国から14名の参加者をえた。去る1月から2月にかけて前事業第9回ギター大好きみんな集まれギターコンペティションと同時進行で実施。結果、11名が第2次予選へ選出された。第2回目の第2次予選以降は、4月16日きゅりあん小ホールで実施予定。

【4】ギター演奏技術向上のための事業
(1)ギター講習会
イ.正会員による講習会
 会員各位による地域別講習会の開催。各地にて公共及び民間の館を利用し、少人数から講習をした。所定のクラスを修了した者に連盟発行の認定書の発行を行った。講習会においてグレード認定証を申請し取得した場合、取得金の70%を講習運営助成金として交付した。
ロ.年3回の一般公募を行う。
 随時募集し、録音での応募とした。その寄せられた録音を基に、グレード認定委員が聴き、合否を決めた。また、将来の指針となるコメントを添えて応募者のレンッスンを行った。これは、ギター音楽教育が正しく行われるよう通教室生ではない一般のギターファンに向けて発信。よりよい教育を受けて貰うことが目的とし、好評である。

(2)ユベントスによる講習会
「ギター史・和声学ワークショップVol.5」 〜ギタリスト・愛好家のための音楽塾〜
2ヶ月に1回で5回にわたって実施した。参加数20名前後あり、おおむね好評に終わった。

4.その他事業
(1)各地区演奏会の後援
(2)各地方本部主催事業
現在、九州及び北海道にて実施中。
■北海道地方本部の事業
・ギターの祭典2015の開催  ゲスト:柴田健、福山敦子、柴崎建司
・ギターフェスティバル2015の開催  ゲスト:富川勝智、他
・「第9回ギター大好きみんな集まれギターコンペティション」及び『第2回オールジャパンギターコンクール第1次予選」北海道大会
■九州地方本部の事業
・12月東京国際ギターコンクール優勝者コンサートの開催
・「第9回ギター大好きみんな集まれギターコンペティション」及び『第2回オールジャパンギターコンクール第1次予選」九州大会
(3)事業の資料作成
 東京国際ギターコンクールイベントの録音。


平成27年度財務諸表/損益計算書/正味財産計算書/貸借対照表/財産目録

平成26年度事業報告